アイシャドウとは、眼瞼(まぶた)に色彩や陰影、光沢を施すことで、目元の立体感を強調し、表情を豊かに演出するアイメイク用品です。最大の目的は「錯視効果」を利用した造形補正にあります。暗い色(シェードカラー)で彫りの深さを捏造し、明るい色(ハイライトカラー)で高さを強調することで、瞳を大きく見せたり、顔全体の骨格を際立たせたりする役割を担います。
アイシャドウの表現力は、その「質感(テクスチャー)」と「色」の組み合わせによって無限に広がります。マットな質感は知的で落ち着いた印象を与え、パールやラメ、グリッターは光を反射して華やかさと瑞々しさを演出します。また、近年では上まぶただけでなく、下まぶたの「涙袋」に明るい色を差して中顔面を短く見せる小顔テクニックや、アイライナーの境界をぼかして自然な目力を出す「グラデーション技法」など、メイク全体の完成度を左右する主役級のアイテムとして進化を続けています。

