アイロンとは、熱の力を利用して髪の毛の形を整えるスタイリングや、パーマの施術を行う美容器具の総称のことです。一般的には「ヘアアイロン」や「コテ」と呼ばれ、目的や形状に応じて主に「ストレートアイロン」「カールアイロン(コテ)」「アイロンパーマ」の3つの種類に分けられます。
最大の特徴は、高温のプレートを髪にあてることで毛髪内部の結合を一時的または半永久的に変化させ、狙った形状を維持させる点にあります。2枚の平らなプレートで毛束を挟み、熱とプレス圧を加えることで髪のクセやうねりをまっすぐに伸ばす「ストレートアイロン」や、筒状のパイプに髪を巻きつけて美しい巻き髪やウェーブを作る「カールアイロン」があります。また、サロンメニューである「アイロンパーマ(アイパー・コテパーマ)」では、専用の丸型や平型アイロンを使用して、根元の立ち上がりをつけたり形状記憶のカールを作ったりします。これらは130〜200℃前後の高温を髪に直接あてるため、頻繁な使用や長時間の放置は毛髪ダメージの大きな要因となります。そのため、使用前には「ヘアオイル」などの洗い流さないトリートメントを馴染ませて熱保護を行うことが大切です。また、美容室で使われる業務用のサロン専売品は、家庭用に比べて熱伝導が均一で、髪への摩擦を抑えるコーティングが施されているのが特徴であり、髪を労わりながら美しい髪型を長持ちさせるために重要な美容器具です。
主なポイント
- ヘアアイロンの定義
熱を毛髪へ加えることで形状を整えたりパーマをかけたりする器具の総称であり、ストレート用やカール用、施術用の特殊な形状まで幅広く展開されているツールのことです。 - ストレートアイロンによるクセの補正
2枚の平らなプレートで毛束を上下から挟み込み、熱と一定のプレス圧を同時に加えることで、頑固なうねりや広がりを軽減してまっすぐな質感へと伸ばすことができます。 - カールアイロンによるウェーブの成形
筒状に設計されたパイプ部分に髪を巻きつけて熱をあてるため、自毛に対して弾力のある美しい巻き髪や、ふんわりとした立体感のあるウェーブデザインを創出するのに有効です。 - アイロンパーマによる形状記憶
美容室や理容室のメニューにおいて丸型や平型の専用アイロンを駆使する技術であり、生え癖のある根元を立ち上げたり、乾かすだけでまとまるカールを半永久的に固定するのに役立ちます。 - 高温使用に伴う毛髪ダメージの注意点
130〜200℃前後の高い熱を直接髪に接触させる器具の特性上、過度なブラッシング摩擦や長時間の熱あてはタンパク質の変質を招くため、使用頻度や放置時間に注意する必要があります。 - ヘアオイル等を用いた事前の熱保護対策
アイロンの熱を加える前の乾いた髪に洗い流さないトリートメントを馴染ませておくことで、キューティクルの剥離を防ぎ、カサつきを抑えて滑らかな手触りを保つことができます。 - サロン専売品にみる業務用機器の特徴
ヘアサロンの現場に導入されているプロ用のアイロンは、家庭用よりも熱伝導の均一性に優れ、摩擦ダメージを最小限にいなすための特殊コーティングがプレートに施されているのが特徴です。

