エストロゲンとは、女性らしい丸みのある体をつくり、肌のハリや潤い、髪のツヤを保つ働きから「美肌ホルモン」とも呼ばれる主要な女性ホルモンのことです。日本語では「卵胞(らんぽう)ホルモン」とも呼ばれます。
最大の特徴は、女性の若々しさと美しさを保つために欠かせない様々な役割を担っている点にあります。肌のコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促し、みずみずしいハリと弾力を保ちます。分泌量は20代から30代をピークに減少していき、特に閉経を迎える更年期(50歳前後)には急激に低下するのが特徴です。この減少によって肌の乾燥やたるみ、抜け毛、骨粗しょう症、自律神経の乱れなどが引き起こされやすくなります。減少していくエストロゲンと上手に付き合うためには、体内で似た働きをする大豆イソフラボンの摂取や生活習慣の改善、症状が辛い場合には医療機関でのホルモン補充療法(HRT)の相談などが有効なアプローチとなります。
主なポイント
- 肌のハリと弾力を保つ美肌・アンチエイジング効果
肌のコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促し、みずみずしいハリと弾力を保ちます。また、ターンオーバー(新陳代謝)をサポートし、シミやシワを防ぐ役割を果たします。 - 髪のツヤとコシを維持するヘアケア効果
髪の毛の成長サイクルを整え、太くコシのある髪を保ちます。頭皮の潤いを維持してツヤを引き出すためにも重要な役割を担っています。 - 女性らしい曲線美をつくるボディラインの形成
皮下脂肪の蓄積を促し、女性らしい丸みのある体をつくります。女性らしさや美しさを外見から後押しする働きがあります。 - 更年期における急激な分泌量の低下と影響
分泌量は20代から30代をピークに減少していき、閉経を迎える更年期(50歳前後)には急激に低下します。これに伴い、肌の乾燥やたるみ、抜け毛、骨粗しょう症、自律神経の乱れなどが生じやすくなります。 - 大豆イソフラボンによるエストロゲン様作用の活用
豆腐や納豆、豆乳などに含まれる大豆イソフラボンは、体内でエストロゲンに似た働き(エストロゲン様作用)をすることが知られており、減少するホルモンの働きを補うのに役立ちます。 - 規則正しい生活と適度な運動による土台づくり
睡眠不足や過度なストレスはホルモンバランスを乱す原因となります。規則正しい生活習慣を送り、適度な運動を取り入れることが、エストロゲンの分泌を促す土台となります。 - 医療機関での相談と専門的な選択肢
更年期などの症状が辛い場合や本格的なアンチエイジングを希望する場合は、美容皮膚科や婦人科を受診する選択肢もあります。専門医への相談を通じて、ホルモン補充療法(HRT)やピルの処方などの治療を受けることが可能です。

