グリッド(やすりの表面に「120G」や「240G」などと書かれている数値)とは、爪やすりや研磨紙などの表面についている「ザラザラした粒の粗さや細かさ」を表す世界共通の単位のことです。自分の目的や爪の状態に合った正しい数値のものを選ぶことで、爪を削りすぎて薄く傷つけてしまうトラブルを防ぎ、指先を安全に綺麗に整えるための重要な基準となる数字です。
最大の特徴は、「数字が小さいほど目が粗く、数字が大きいほど目が細かくなる」という、数字と粒の大きさが逆になる仕組みにあります。この数字は、専門的には「約2.5センチの直線の中に、どれだけ細かく網目があるか」という基準で決まっており、網目が少ない(数字が小さい)ものは粒が大きく、網目が多い(数字が大きい)ものは粒が非常に細かくなります。
美容室やネイルサロンなどでは、この仕組みを活かして作業ごとにやすりを使い分けています。100〜150G(粗め)は、粒が大きくガリガリと力強く削れるため、硬いジェルネイルを削り落としてオフする工程や、長さを一気に短くしたい時に使われます。180〜240G(標準)は、削る力と仕上がりの滑らかさのバランスが最も良い基本の粗さであり、自分の爪の長さや形を整える工程や、ジェルの持ちを良くするために爪の表面を軽く整える下準備に多用されます。そして、1000G以上(超極細かめ)のものは、触ってもザラザラ感がなく、爪の表面の凸凹を限界まで平らにすることで、光を綺麗に反射させてマニキュアを塗ったような「透明なツヤ」を出す磨き用として使われます。使うときは、数字の小さい粗いやすりから始めて、段階的に数字の大きい細かいやすりへと切り替える手順を守ることが、爪が割れるのを防いで美しく仕上げるための大切なポイントです。
主なポイント
- グリッドの定義
やすりの表面についている粒の粗さを表す数字のことであり、数字が小さいほどガリガリと粗く、数字が大きいほどツルツルと細かくなる特性を持った、選び方の基準となる単位のことです。 - 100〜150G(粗め)にみる強力な削り効果
一粒ずつのサイズが大きく摩擦の力が強いため、自爪には使わず、硬いジェルネイルの層をスピーディーに削り落とすオフの手順や、長さを大きく変えたい場面で選択されます。 - 180〜240G(標準)の爪に優しい基本バランス
自分の爪を適切な力で安全に整えるための中心となる粗さであり、爪の形を滑らかに整えたり、ジェルの密着力を高めるために爪の表面の質感を均一にする工程で重宝されます。 - 1000G以上(超極細かめ)にみるツヤ出し作用
ザラザラした手触りが完全に消えたツルツルの領域であり、爪を削って形を変えるのではなく、表面をガラスのように平らにして光を正反射させ、美しい輝きを引き出す手順に使われます。 - 小さい数字から大きい数字へ進むお手入れ手順
自身の爪の剥がれやひび割れを防ぐための必須の自衛習慣であり、まずは粗いやすりで全体の形を作ったあと、段階的に細かい目のやすりへと切り替えることで、なめらかな指先をキープできます。

