グルーとは、英語で「接着剤」や「のり」を意味する言葉です。美容の分野では、主にまつ毛エクステマツエク)やネイルチップを、自まつ毛や自爪に装着するための専用接着剤を指します。

最大の特徴は、単に「くっつける」だけでなく、水分や熱、あるいは特定の光に反応して瞬時に固まる「機能性」と、一定期間剥がれない「持続性」にあります。特にマツエクにおいては、施術のスピードや仕上がりの美しさ、そして何より目の周りの安全性を左右する、極めて重要な薬剤です。

主なポイント

  • 「マツエク」を支える瞬間接着剤
    主成分は、空気中の水分と反応して固まる性質を持っています。自まつ毛1本1本に人工毛を固定し、洗顔入浴をしても3〜4週間ほど保てる強さがあります。黒色のグルーを使えば、まつ毛の根元が濃く見え、アイラインを引いたような効果も得られます。
  • 「刺激」と「持ち」のバランス
    グルーが固まる際、微量の刺激成分(ホルムアルデヒドなど)が発生します。持ちを優先した強力なタイプから、敏感肌向けの低刺激タイプまで種類があり、体質や体調に合わせて選ぶのが一般的です。皮膚には直接つけず、根元からわずかに離して装着するのがプロの技術です。
  • ネイル」での強力な固定
    ネイルチップや大きなデコレーションパーツを付ける際に使用します。両面テープよりも密着力が強く、日常生活での衝撃でも外れにくいため、しっかりと固定したい場面で活躍します。
  • 「LEDグルー」という最新の選択肢
    従来のグルーとは異なり、専用のライトを当てた時だけ固まる新しいタイプです。固まるのが非常に早いため、施術後すぐに顔を洗うことができ、従来よりも格段に持ちが良くなるというメリットがあります。
  • パッチテスト」による安全確認
    体質によっては、グルーの成分でまぶたが腫れたり、かゆみが出たりする「アレルギー反応」が起きることがあります。初めての方や不安がある方は、事前に少量を試すパッチテストを行うことが、安全におしゃれを楽しむための基本です。
  • 「鮮度」が命のデリケートな管理
    グルーは温度や湿度の変化に弱く、古くなると粘りが出て使いにくくなったり、接着力が落ちたりします。サロンでは常に新鮮な状態で使えるよう、冷蔵庫で保管するなど徹底した品質管理が行われています。