ソバージュとは、髪の根元から毛先まで細かく均一なウェーブをかけるパーマスタイル、またはその髪型のことです。フランス語で「野生的な」「野性的な」という意味を持つ「sauvage」に由来し、1980年代のバブル時代に大流行しました。

最大の特徴は、細いロッドに髪を巻きつけることによって、根元からしっかりとした細かい波状のウェーブを作る点にあります。髪全体に空気を含んだようなボリューム感と華やかさが生まれ、ラフで奔放な無造作感(奔放な印象)を与えることができます。スタイリングの際は、ヘアオイルなどのスタイリング剤を用いてウェットな質感(濡れ髪)に仕上げるのも定番の手法です。近年では、当時のソバージュの雰囲気を残しつつ、よりゆるめで自然なニュアンスを加えた「ネオソバージュ」と呼ばれる現代風のアレンジスタイルが登場し、新しいトレンドとして人気を集めています。

主なポイント

  • 細いロッドを用いて根元から細かい波を作るパーマ技法
    ソバージュを形成する上での最大の特徴となるポイントです。毛先だけでなく、頭皮に近い根元の領域から毛先に向けて連続的な細かいウェーブを均一に固定することで、独自のヘアデザインを構築します。
  • 空気を含んだようなボリューム感と主役級の華やかさ
    ヘアスタイル全体にもたらされる造形的なメリットです。ペタンと潰れがちな細毛や軟毛の髪質であっても、髪の間に空気を含ませることで圧倒的な量感と立体感を生み出し、ゴージャスな雰囲気を演出します。
  • ラフで奔放な印象を顔立ちに宿らせる無造作感
    髪型が周囲に与えるイメージの特徴です。隙のないカチッとした直線的なシルエットとは対照的に、あえて型にはまらない自由で軽快なニュアンス(エアリー感)を作り出し、洗練された優しい抜け感を表現します。
  • ヘアオイル等を馴染ませるウェットな質感のスタイリング
    ソバージュの動きを美しくキープするための定番の仕上げ手順です。乾燥やパサつきを抑えて光を綺麗に正反射させるツヤ感を付与し、今どきの素肌感とも完璧に調和するしっとりとしたまとまりを作ります。
  • ゆるめで自然なニュアンスを加えたネオソバージュの台頭
    現代のトレンドにおける進化とアレンジの方向性です。当時の強固なウェーブの質感をベースに引き継ぎながら、毛流れをよりルーズに、かつナチュラルにほぐすことで、日常の衣服にも溶け込みやすいスタイルへと昇華させています。