ドライカットとは、髪を完全に乾かした状態で行うカット技法です。濡れた状態では分かりにくい「生え癖」「毛束の重なり」「乾いたときのボリューム」などを確認しながらカットするため、普段の髪の状態に合わせたスタイルを作りやすいのが特徴です。

髪が乾いている状態では、カットした部分がどのように動き、収まるかを確認しながら細かく調整できます。そのため、髪質や骨格に合わせた「似合わせ」や、自宅でのスタイリングのしやすさにつながります。すきバサミだけに頼らず、通常のハサミで毛束の量や間隔を調整することで、自然な毛流れや軽やかな質感を作ることもできます。

主なポイント

  • 「再現性」を高める:
    ブローで作り込んだ状態ではなく、乾いた髪本来の動きやクセを見ながらカットするため、自宅でもスタイルを再現しやすくなります。毎朝のセットが簡単になり、自然な毛流れを活かした仕上がりを楽しめます。
  • 「生え癖」に合わせて調整:
    襟足の浮きやつむじの割れなど、濡れている状態では分かりにくい髪の癖も、乾いた状態なら確認しながらカットできます。生え方に合わせてカットラインを細かく調整することで、髪が自然に収まりやすくなります。
  • 毛量を細かく調整:
    髪の量が多く集まっている部分を確認し、必要な分だけを細かく調整できます。髪を減らしすぎずに軽さを出せるため、「軽いのにまとまる」自然な質感に仕上げやすくなります。
  • 「ダメージ」を抑えるシザー選び:
    乾いた髪は濡れた髪より硬いため、切れ味の悪いハサミを使うと、髪を引っ張ったりこすったりしてキューティクルを傷めることがあります。ドライカットでは、乾いた髪をスムーズにカットできる、切れ味のよいシザーを使うことが重要です。
  • 「ウェット」と「ドライ」を使い分ける:
    ウェットでは髪の長さや全体の形を整え、ドライでは乾いた髪の動きを見ながら、毛量や質感、顔周りを細かく調整します。それぞれの特徴を活かして組み合わせることで、形を整えながら自然で扱いやすいスタイルに仕上げます。
  • 「クセ毛」を活かしたデザイン:
    クセ毛は、濡れていると髪が伸びて本来の動きが分かりにくくなります。乾いた状態でクセの強さや縮み具合を確認しながらカットすることで、自然なウェーブを活かしたパーマ風のスタイルに仕上げやすくなります。