ハイトーンとは、ヘアカラーにおいて非常に明度が高い、つまり「明るい髪色」の総称です。一般的には12トーンから14トーン以上の明るさを指し、日本人特有の髪の赤みを抜き去ることで、光に透けるような透明感や柔らかい質感を演出します。

最大の特徴は、顔立ちをパッと明るく見せ、一気に垢抜けた印象を与えられる点にあります。地毛の黒さをしっかり脱色してから色を重ねる「ダブルカラー」という手法が主流で、ミルクティーベージュやシルバー、鮮やかなビビッドカラーなど、個人のこだわりや個性を表現するのに最適なカラーです。

主なポイント

  • ブリーチ」による土台作り
    希望の色を鮮やかに、あるいは透明感たっぷりに発色させるためには、一度ブリーチ(脱色)をして髪の中のメラニンを抜く作業が必要です。この「土台の明るさ」が、ハイトーンカラーの美しさを左右します。
  • 「外国人風」の柔らかい質感
    ハイトーンは髪を軽く、柔らかく見せてくれる効果があります。重たく見えがちなロングヘアや量が多い髪でも、ハイトーンにすることで空気を含んだような、しなやかで「抜け感」のあるスタイルに仕上がります。
  • 「印象のコントロール」とファッション
    色の選び方次第で、クールにもフェミニンにも印象を大きく変えられます。また、明るい髪色はシンプルな洋服でもおしゃれに見せてくれるため、全体のコーディネートを格上げするアクセントになります。
  • 「ダメージケア」との併走
    髪を明るくするほど、髪内部のタンパク質が失われやすく、乾燥やパサつきの原因となります。きれいなハイトーンを維持するためには、サロンでのトリートメントや、自宅での丁寧な保湿が不可欠です。
  • 「色落ち」とメンテナンスの楽しみ
    ハイトーンは色が抜けやすいという性質がありますが、あえて色落ちの過程を楽しむのも醍醐味です。徐々に淡いベージュに変わっていく様子を楽しみつつ、数週間おきに「カラーシャンプー」などで色を補うのが、美しい髪色を長く保つコツです。
  • リタッチ」による清潔感の維持
    根元の地毛(黒髪)が伸びてくると、明るい部分との境目が目立ちやすくなります。1.5ヶ月から2ヶ月程度を目安に根元だけを染める「リタッチ」を行うことで、常に手入れの行き届いた清潔感のあるハイトーンをキープできます。