美容におけるバイオリズムとは、女性ホルモンの分泌変動や月の満ち欠け(ムーンサイクル)などに伴う、心身および肌状態の周期的な変化のことです。

最大の特徴は、肌のコンディションが常に一定ではなく、一定の周期に沿って「ベスト期」「注意期」「敏感期」を繰り返す点にあります。約1ヶ月のサイクルで変動するエストロゲンプロゲステロンのバランスや、約29.5日周期の月のリズムを把握し、その時期の肌状態に合致したスキンケアを選択することが肌トラブルを防ぐ鍵となります。自分の肌が今どのようなバイオリズムにあるかを鏡で確認し、調子が良いときは新しいアイテムを試すなどの「攻めのケア」、少し敏感になっていると感じたらアルコールフリーの製品に切り替えるなどの「守りのケア」を行うという、リズムに寄り添った柔軟な調整(コントロール)が美肌を保つ秘訣です。

主なポイント

  • エストロゲンが増える生理後から排卵前のベスト期
    お肌のベスト期と呼ばれる卵胞期は、エストロゲンの分泌が増加します。代謝が活発になり、肌の水分と皮脂のバランスが整いやすい時期であるため、新しい化粧品の導入やピーリング、美容クリニックでの施術を行うのに最適です。
  • プロゲステロンが増える排卵後から生理前の注意期
    肌トラブル注意期と呼ばれる黄体期は、プロゲステロンの分泌が増加します。皮脂の分泌が盛んになり、むくみニキビ、肌荒れが起きやすくなるため、摩擦を避けた優しい洗顔や、油分を控えた保湿ビタミンCなどの鎮静成分を用いたケアが適しています。
  • ホルモンが低下する生理中の敏感期
    生理中は、女性ホルモンの分泌が低下する時期にあたります。肌のバリア機能が弱まり、肌が敏感になりやすいため、アルコールフリーの低刺激なアイテムを用いたシンプルな保湿を心がけ、十分な休息をとることが推奨されます。
  • 月の周期をバイオリズムの目安とするムーンサイクル美容
    スキンケアの領域では、約29.5日周期である月の満ち欠けをリズムの目安にすることもあります。新月から満月にかけての「満ちていく時期」は吸収や補給に向いており、満月から新月にかけての「欠けていく時期」は発散やデトックスに向いていると考えられています。
  • 新月から満月までの吸収・補給に適した時期
    新月から上弦の月を経て満月に向かう期間は、肌への吸収や栄養補給に適した時期とされています。日頃のスキンケアにおいて、保湿ケアを重視したり、栄養成分の高い美容液をなじませたりすることで、高い浸透力を期待できます。
  • 満月から新月までの発散・デトックスに適した時期
    満月から下弦の月を経て新月に向かう期間は、発散やデトックスに適した時期とされています。肌のケアとしては、古い角質オフ(ピーリングなど)や、クレイパックを用いた毛穴の掃除などを行うのに向いています。