パネルとは、ヘアカットヘアカラーのときに、頭髪をクシで薄く取り分けてできる板状の毛束のことです。正確にカットしたり、薬剤をムラなく塗るために使う、基本のひとまとまりを指します。

施術ではまず髪をブロッキングで大きく分け、その中からスライスして取り出したものがパネルになります。カットでは、このパネルをどの角度で引き出すかで髪の長さや段差(レイヤー)が変わります。カラーではパネルごとに薬剤を塗り分けることで、ハイライトやメッシュなどの立体的なデザインを作ります。

主なポイント

  • パネルの定義
    パネルとは、ヘアカットやヘアカラーの際にクシで薄く引き出した、板状の毛束のことです。髪を正確にカットしたり、ムラなく染めたりするための基本となるひとかたまりを指します。
  • 大きなブロックからパネルへ分けるステップ
    髪の毛はまず全体を大きく分ける「ブロッキング」を行い、その後クシで薄く分ける「スライス」によって細かい毛束にしていきます。こうして取り出された板状の毛束が「パネル」です。
  • パネルの引き出し角度で変わる段差とシルエット
    カットでは、パネルを頭に対してどの角度で引き出すかが仕上がりを決めます。角度を変えることで髪の長さのズレ(段差)が生まれ、ボリューム感や軽さを調整できます。頭の形に合わせて角度をコントロールすることで、理想のシルエットを作ります。
  • オンザベース(頭皮に対してまっすぐ引き出す)
    オンザベースとは、パネルを頭皮に対して垂直に引き出すカット技法です。頭の丸みに沿って均等に持ち上げることで、髪の長さにズレやムラが出るのを防ぎ、全体をそろえた安定した仕上がりにします。
  • パネルを使ったデザインカラーの応用
    デザインカラーでは、髪をパネルごとに分けて明るさや色味を変えることで、筋状の立体感やメッシュのような表現を作ります。動いたときに色の差が見えることで、自然な奥行きや動きのある仕上がりになります。