パルミトレイン酸とは、人間の皮脂にも含まれる不飽和脂肪酸(オメガ7系)の一種のことです。肌の水分蒸発を防いでバリア機能を高め、ハリやツヤを与える働きがあります。特に赤ちゃん特有のぷるぷるでなめらかな肌に多く含まれている成分として知られており、若々しい肌に豊富に存在しますが、加齢とともに減少していくためエイジングケア(年齢に応じたケア)成分として高い注目を集めています。

最大の特徴は、自肌が分泌する油分の組成に非常に近いため、肌なじみが極めて良い点にあります。肌表面において皮脂膜の代わりとなって水分の蒸発を物理的に防ぐ「高い保湿力とバリア機能」を担い、皮膚の生まれ変わりをサポートしてふっくらとした若々しい印象の肌へ導く「ハリとツヤの付与」という優れた美容効果を発揮します。年齢とともに減少するこの成分を外部から効率よく補うため、植物油の中でも特にパルミトレイン酸の含有量が多く(15〜20%前後)、その浸透性の高さから「消えるオイル」とも呼ばれるマカデミアナッツオイルや、「森のバター」と称され高い保湿力で乾燥肌のケアに向いているアボカドオイルなどの代表的な植物オイルが広く活用されています。顔立ちのスキンケアにとどまらず、健やかな髪や爪を保つためのヘアオイルネイルオイルにも配合されており、トータルビューティーを素材の潤いから支える重要な油溶性成分です。

主なポイント

  • 人間の皮脂にも含まれ、肌の保水やバリア機能を高める不飽和脂肪酸の定義
    健やかな皮膚の保護膜(皮脂膜)を構成する、オメガ7系に分類される重要な脂質成分です。年齢に伴う乾燥やバリア機能の低下に対して、外側から潤いを補填するための重要な役割を持っています。
  • 自肌の油分組成に近いため、スムーズに浸透して乾燥を防ぐ高い保湿力
    パルミトレイン酸が肌表面において発揮する、直接的なエモリエント効果です。過乾燥つっぱり感を物理的に防ぎ、厚塗り感を排したみずみずしい素肌感を持続させます。
  • 皮膚の再生をサポートし、ふっくらとしたハリとツヤを与える効果
    エイジングケアの領域において期待される、肌の質感コントロール機能です。キメの乱れを綺麗に整えることで、光を綺麗に正反射させる豊かな輝きや、健康的でみずみずしい多幸感を引き出します。
  • 赤ちゃん特有のぷるぷるでなめらかな質感の肌に多く含まれる特性
    パルミトレイン酸という成分が内包する、若々しさと潤いに関する大きな特徴です。加齢のプロセスに伴って徐々に体内の保有量が減少していくため、日々の丁寧なプレケアによる補給が推奨されます。
  • 含有量が15〜20%前後と豊富で、消えるオイルと称されるマカデミアナッツ油
    成分を補うための、最も代表的な植物オイルの仕様と性質です。塗布した瞬間に肌へと吸い込まれるような独自のなじみの良さを誇り、ベタつきを抑えたスマートなお手入れを可能にします。
  • 森のバターとも呼ばれ、優れた保水力で乾燥肌のケアに適したアボカドオイル
    パルミトレイン酸を豊富に含む、もう一つの主要な天然由来原材料の分類です。水分と油分のバランスが乱れてゴワつきがちな地肌を柔らかくほぐし、しなしなとした柔軟性を保護するのに寄与します。
  • 髪や爪のコンディションをすこやかに保つ、ヘアオイルやネイルオイルへの配合
    基礎化粧品に限定されない、様々なパーツケアにおける具体的な活用事例です。指先のカサつきや毛髪のパサつき・広がりを適度にいなし、まとまりのある洗練された垢抜け感をトータルで完成させます。
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