ヒアルロン酸とは、人間の体内に広く存在する、保水力の高い多糖類の一種です。皮膚や関節、眼球などに含まれ、肌のうるおいを保つ成分として知られています。ヒアルロン酸は水分を多く抱え込む性質があり、1gで約6Lの水分を保持できるとされています。

皮膚の真皮では、コラーゲンやエラスチンの間を満たすゼリー状の成分として存在し、肌のうるおいやハリを支えています。

ヒアルロン酸は加齢とともに体内で作られる量が減少します。そのため、肌の乾燥やハリの低下など、年齢に伴う肌の変化にも関係しています。美容では、化粧水や美容液などに保湿成分として配合されるほか、美容医療ではヒアルロン酸を注入して肌のボリュームを補う施術にも使われています。

主なポイント

  • 「真皮」を支える3つの成分:
    真皮では、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸がそれぞれ異なる役割を担っています。コラーゲンは肌の構造を支えて強度を保ち、エラスチンは弾力を保つ働きをします。ヒアルロン酸は水分を保持し、肌にうるおいを与えます。これらがそれぞれの役割を果たすことで、ハリや弾力のある肌を支えています。
  • 分子量で変わる保湿の働き:
    高分子ヒアルロン酸は、肌表面にとどまって水分の蒸発を防ぎ、うるおいを保ちます。一方、低分子化されたヒアルロン酸は角質層になじみやすく、肌のうるおいを保つために使われます。
  • 「ヒアルロン酸注入」でボリュームを補う:
    ヒアルロン酸注入は、シワの溝や凹みが気になる部分にヒアルロン酸を直接注入し、内側からボリュームを補う美容医療です。涙袋や唇、鼻筋などの形を整える目的にも用いられます。
  • 高い保水力で乾燥を防ぐ:
    ヒアルロン酸は高い保水力を持ち、肌のうるおいを保つ保湿成分です。乾燥しやすい冬場のスキンケアにも取り入れられ、肌のバリア機能を整えるケアに役立ちます。
  • 「関節や目」のうるおいを保つ:
    ヒアルロン酸は美容分野だけでなく、医療でも幅広く使われています。関節内に注射して関節の動きを滑らかにするほか、目薬にも配合され、目の表面のうるおいを保つ成分として使われています。
  • 高い保水力でキメを整える:
    ヒアルロン酸は、自身の重さの約6000倍もの水分を保持できる高い保水力を持っています。肌のうるおいを保つことで、キメをふっくらと整え、小じわを目立ちにくくします。