フラボノイドとは、植物が紫外線や害虫などの外部刺激から身を守るために作り出す天然色素や渋み成分の総称です。化学構造的にはポリフェノールの一種に分類されます。

最大の特徴は、肌の老化につながる活性酸素を除去する強力な「抗酸化作用」にあります。自然界に4,000種類以上存在し、私たちが日常的に口にする食品や植物に広く含まれています。紫外線やストレスによる酸化ダメージから肌を守って透明感のある状態を保つほか、角層のうるおいをキープして外部刺激に負けない健やかなバリア機能をサポートします。さらに、毛細血管を強くしなやかに保つことで肌のターンオーバー新陳代謝)を整える働きもあり、スキンケア化粧品として肌に直接塗布するエイジングケアと、日々の食事からバランスよく摂取する内側からのアプローチの双方で活用される美容成分です。

主なポイント

フラボノイドの代表的な種類と働き

  • フラボノイドの種類①:「イソフラボン」(大豆・きなこ・豆乳など)
    大豆製品に多く含まれるイソフラボンは、フラボノイドの一種です。女性ホルモンに似た働きを持つため、肌のハリを保つのに役立ち、若々しい美しさを維持します。
  • フラボノイドの種類②:「カテキン」(緑茶・抹茶・ココアなど)
    お茶の渋み成分であるカテキンも、フラボノイドの仲間です。非常に強い抗酸化作用を備えているため、肌の老化を防ぎ、すこやかで健康的な素肌環境を守ります。
  • フラボノイドの種類③:「アントシアニン」(ブルーベリー・赤ワイン・黒豆など)
    植物の紫色の色素であるアントシアニンも、フラボノイドに分類されます。目の疲れだけでなく肌のくすみにもアプローチし、血行促進作用とともに肌の新陳代謝を整えます。
  • フラボノイドの種類④:「ケルセチン」(たまねぎ・りんごなど)
    たまねぎの皮などに含まれる黄色い色素のケルセチンも、フラボノイドの代表例です。メラニンの生成を抑えて、シミやソバカス、シワの発生を予防し、明るい肌質を保ちます。
  • フラボノイドの種類⑤:「プロポリス」(ミツバチが作る天然成分)
    ミツバチが作るプロポリスにも、フラボノイドが豊富に含まれています。優れた殺菌力と肌の修復力を発揮し、肌荒れを防いで健やかな肌環境を育むサポートをします。
  • ビタミンC」などの他の抗酸化成分との相乗効果
    野菜や果物、お茶などからフラボノイドを摂取する際、ビタミンCなど他の抗酸化成分と一緒に摂ることで、それぞれの働きが補い合い、より高い相乗効果を期待できます。