プレバイオティクスとは、腸内や皮膚に存在する善玉菌のエサとなり、その働きをサポートする成分のことです。 善玉菌そのものを補給するのではなく、もともと体内にいる善玉菌が増えやすい環境を整えることを目的としています。
食品ではオリゴ糖や食物繊維などが代表的で、腸内環境を整える働きが期待されています。また、近年ではスキンケアにも活用されており、肌に存在する常在菌のバランスを保つための成分として注目されています。
なお、善玉菌そのものを取り入れる「プロバイオティクス」に対し、善玉菌のエサとなる成分を補給する考え方を「プレバイオティクス」といいます。
主なポイント
- プレバイオティクスの定義
体内に存在する善玉菌の栄養源となり、その活動や増殖を選択的に高める成分のことです。微生物そのものを補給するアプローチとは異なり、常在菌を「育てる」ための物質です。 - 大腸まで届くオリゴ糖や水溶性食物繊維
人間の消化酵素では分解されにくいフラクトオリゴ糖やイヌリンなどが該当し、腸内の乳酸菌やビフィズス菌に直接栄養を届けて、お腹の環境を健やかに整える役割を持っています。 - 腸内環境の改善に伴うインナー美肌効果
お腹の滞りを解消して便秘を予防することにより、不要な毒素が血液を巡って肌表面に悪影響を及ぼすのを防ぎ、大人ニキビやくすみを抑えて透明感のある肌へと導きます。 - 美肌菌の育成による角質層のバリア強化
プレバイオティクス配合の化粧品は、肌に存在する常在菌のバランスを整えることを目的として使用されます。肌環境を健やかに保つことで、乾燥しにくい状態へ導く効果が期待されています。
- プロバイオティクスやシンバイオティクスとの違い
プレバイオティクスは、善玉菌のエサとなる成分のことです。一方、プロバイオティクスは善玉菌そのものを指します。また、プレバイオティクスとプロバイオティクスを組み合わせて活用する考え方をシンバイオティクスといいます。

