ミドルノートとは、香水をつけてから約30分〜2時間後に現れる「その香水本来のメインとなる香り」のことです。調香師が最も表現したい香水の真のテーマが込められており、別名「ハートノート」とも呼ばれる香りの中心部分を指します

最大の特徴は、フレグランスの個性を決定づける主役としての役割にあります。香水の香りは「香りのピラミッド」と表現されるように時間の経過とともに3段階で変化し、つけてから約5〜30分で第一印象を決める「トップノート」が消えた後に、このミドルノートへと移行します。フローラル、ウッディ、オリエンタルなど、その香水がどのような印象であるかを決定づける重要な部分であり、その後、約2時間後から消えるまで続く残り香の「ラストノート(ベースノート)」へと引き継がれます。実際に店舗で香水を選ぶ際は、つけてすぐのトップノートだけで購入を判断せず、このミドルノートに変化した段階で自分の好みの系統に合致しているかを確認することが、お気に入りのお手入れ手順やトータルコーディネートで失敗しないための大切な選び方のコツです。

主なポイント

  • ミドルノートの定義
    香水を肌に塗布してから約30分〜2時間後に広がる中心的な香調ステップであり、その香水本来のメイン(主役)となるテーマを表現するため、ハートノートとも呼ばれる部位を指します。
  • 香りの3段階変化における位置づけ
    つけてすぐに香る一番揮発しやすいトップノートと、体温や肌質と混ざり合いながら深く落ち着いた余韻を残すラストノートとの間に現れ、全体の香りのピラミッドを支える中心核となります。
  • 香水の印象の決定
    フローラルやウッディ、オリエンタルといった具体的な調香のスタイルを明確に示す部分であり、その製品が持つ独特の世界観や洗練された品格を周囲へしっかりと伝える役割を担っています。
  • 店頭での失敗しない選び方
    カウンセリングや店舗での試香の際、つけたての第一印象だけで決めずに、時間(約30分以上)をおいてミドルノートに変化した状態の香りが自身のバイオリズムや好みに合うかを客観的に確認することが大切です。