レブリン酸とは、トウモロコシなどの植物(バイオマス)を由来とする天然の有機酸(ケト酸)の一種のことです。主にヘアサロンで行われる「髪質改善(酸熱トリートメント)」の先進的な主成分として使用されており、仕上げの工程で行うヘアアイロンなどの熱と連動して反応させることで、髪の内部を効率よく補強し、ダメージによるうねりやパサつきを抑えて極上のツヤをもたらす特徴を持っています。
最大の特徴は、他の酸性補修成分と比較して「毛髪の過剰な硬化(ごわつき)やヘアカラーの退色を抑えるマイルドな架橋機能」にあります。カラーや紫外線ダメージなどの外的ストレスによって失われた髪内部の空洞(ダメージホール)に入り込み、ケラチンタンパク質と結合して髪の毛の骨組みを内側から補強します。同じく酸熱トリートメントで多用される「グリオキシル酸」などの強酸成分が、その高い酸性度ゆえに髪の色素を分解して明るく変質させてしまいやすいのに対し、レブリン酸はヘアカラーが色落ちしにくい優れた分子特性を持っています。また、毛髪が脱水収縮を起こして硬くなりにくく、仕上がりの自然な柔らかさとしなやかさをキープできるため、硬毛やごわつきやすい髪質であっても扱いやすい状態へと導きます。縮毛矯正のような強いアルカリ薬剤や還元剤を使用せず、髪の広がりやパサつきを抑えたい方や、日頃のヘアカラーを楽しみつつ髪質改善も並行して行いたい方に非常に適した、次世代のクリーンな髪質改善成分です。
主なポイント
- レブリン酸の定義
トウモロコシ等の植物から抽出される天然由来の有機酸のことであり、酸熱トリートメントを施す手順において、熱と連動して髪の内部を補強し、うねりやパサつきを落ち着かせる成分のことです。 - 熱反応に伴う圧倒的なツヤの付与
塗布後にヘアドライヤーやヘアアイロンによる熱あての手順を挟むことで、成分が毛髪内部で安定して定着を遂げるため、光を綺麗に正反射させる滑らかな手触りと豊かな輝きを引き出すことができます。 - ダメージホールの的確な穴埋め補修
日中の紫外線やケミカル施術によってスカスカに変調した髪の隙間へと滑らかに入り込み、タンパク質と結びついて骨格を強固に立て直すため、切れ毛やパサつきを未然に防止します。 - ヘアカラーの色落ちを防ぐマイルドな性質
グリオキシル酸を主軸としたケアに比べて酸のプレス圧が優しく設計されているため、髪の中に仕込んだお気に入りのデザインカラーを破壊することなく、美しいトーンをキープしやすいメリットがあります。 - 自然な柔らかさとしなやかさのキープ
毛髪の引き締め(等電点凝集)が過剰に進むのを防ぐ特性があるため、お面のような不自然なごわつきや硬化のリスクをいなし、髪本来のしなやかなボリューム感をトータルで維持するのに有効です。 - 縮毛矯正に代わる自然な扱いやすさの向上
髪の結合を一度完全に切り離すような強いケミカル負担を排したアプローチであり、自身のバイオリズムや好みの系統に合わせて、髪を自然にまとまりやすく整える手段として重宝されます。

