光毒性とは、特定の成分が肌に付着した状態で紫外線を浴びることで、赤みや炎症、色素沈着などの肌トラブルを引き起こす性質のことです。アレルギー反応とは異なり、光毒性を持つ成分が肌に残ったまま紫外線を受けることで起こるため、スキンケアやアロマテラピーでは注意が必要です。
光毒性の主な原因は、柑橘類に含まれるフロクマリン類(ソラレンなど)です。ベルガモットやレモン、ライム、グレープフルーツなどの果皮を圧搾して作られた精油にはこれらの成分が含まれることがあり、肌に使用した後に紫外線を浴びると肌トラブルを招くおそれがあります。一方、水蒸気蒸留法で抽出された柑橘系精油は光毒性のリスクが低いものが多くあります。光毒性のある精油を肌に使用した場合は、数時間は直射日光を避けるなど、適切に使用することが大切です。
主なポイント
- 光毒性の定義
肌についた特定の成分が紫外線と反応し、赤みや激しいシミを引き起こす性質のことです。アレルギーとは違い、条件が揃えば誰にでもトラブルが起きるリスクがあります。 - 柑橘類の皮に多く含まれるフロクマリン類
トラブルを引き起こす直接的な原因物質です。ソラレンやベルガプテンなどの成分が代表的であり、紫外線のエネルギーを吸収して肌の細胞を傷つけてしまいます。 - 日中の外出時に注意すべき果汁や精油
ベルガモットやレモン、ライムなどの植物に多く見られます。これらが肌に付着したまま直射日光にあたると、数時間後に強い炎症や色素沈着を招く原因になります。 - 抽出方法の違いによるリスクの有無
精油は抽出方法によって光毒性の有無が異なります。柑橘類でも、水蒸気蒸留法で抽出された精油は光毒性の原因となる成分がほとんど含まれないため、日中でも比較的使用しやすいとされています。 - 使用後は直射日光を避けることが大切
光毒性のある成分を肌に使用した場合は、5〜6時間程度は直射日光を避けるか、外出前に洗い流すことで肌トラブルの予防につながります。

