植物エキスとは、植物の花や葉、根、種子などから、有用な成分を抽出して作られる化粧品原料のことです。抽出には水やエタノール、BG(ブチレングリコール)などが用いられ、スキンケアヘアケア製品に幅広く配合されています。

植物エキスは、種類によってさまざまな働きを持っています。例えば、肌にうるおいを与える保湿成分として知られるアロエベラ葉エキスやハトムギ種子エキス、肌を健やかに保つツボクサエキス(CICA)、肌を整えるカミツレエキスなどが代表的です。また、チャ葉エキスやローズマリー葉エキスのように、肌を保護する目的で配合されるものもあります。

このように植物エキスは、保湿や肌荒れ防止、肌を整えることなどを目的として利用されています。一方で、天然由来の成分だからといって必ずしも肌に合うとは限りません。植物アレルギーがある方や敏感肌の方は、赤みやかゆみなどの肌トラブルが起こる場合もあるため、初めて使用する際はパッチテストを行い、成分表示を確認することが大切です。

主なポイント

  • 植物エキスの定義
    植物の花、葉、根、果実などから水やBGなどの溶媒を駆使して有用成分を取り出した化粧品成分の総称であり、自然の特性を活かして肌や髪の機能をサポートする原材料のことです。
  • 保湿にみるアプローチ効果
    アロエベラエキスやハトムギエキスに代表される高い保水性を持つ成分であり、角質層へと瑞々しい潤いを行き渡らせることで、つっぱり感や乾燥によるごわつきを和らげるのに有効です。
  • 抗酸化エイジングケアへの活用
    チャ葉エキスやローズマリー葉エキスは、肌を健やかに保つために化粧品へ配合されることがあります。紫外線や乾燥などの外部刺激から肌を守り、年齢に応じたエイジングケアをサポートする成分として利用されています。
  • 肌荒れ防止と収れん作用
    シソエキスやハマメリスエキスは、肌を健やかに保ち、肌荒れを防ぐ目的で配合されることがあります。また、肌を引き締めてキメを整える働きがあり、ベタつきが気になる肌をすっきりとした印象に整えます。
  • 代表的な植物エキスの種類
    植物エキスにはさまざまな種類があります。例えば、肌のキメを整えるハトムギエキス、肌を健やかに保つツボクサエキス(CICA)、肌を整えるカミツレエキスなどが代表的です。それぞれ特徴が異なるため、肌の状態や目的に合わせて選ばれています。
  • アレルギーリスクとパッチテストの重要性
    植物エキスは天然由来の成分ですが、すべての人の肌に合うとは限りません。植物アレルギーがある方や敏感肌の方は、赤みやかゆみなどの肌トラブルが起こる場合があります。そのため、新しい製品を使用する際は、腕の内側などでパッチテストを行い、肌に異常が出ないことを確認してから使用することが大切です。