眉尻とは、眉毛の最も外側、こめかみ寄りの終わりの部分を指します。眉頭から始まった眉のラインを締めくくる終着点であり、その長さや角度、太さによって、顔全体の横幅の印象や「大人っぽさ」を左右する重要なパーツです。

最大の特徴は、顔の余白をコントロールする役割にあります。眉尻を少し長めに描けば、顔の横幅が締まって見え、大人びた知的な印象になります。逆に短くまとめると、若々しくフレッシュな、あるいは可愛らしい印象を与えます。眉の中で最も「描き足す」ことが多く、メイクの完成度を左右する繊細な場所です。

主なポイント

  • 「小鼻と目尻の延長線上」が黄金比
    理想的な眉尻の位置は、「小鼻の端と目尻を結んだ直線の先」にあるとされています。ここに眉尻が収まっていると、横顔までバランス良く整って見えます。これより短いと顔が丸く見えやすく、長すぎると古臭い印象になりがちです。
  • 「眉頭より下げない」のが鉄則
    眉尻が眉頭よりも低い位置に下がってしまうと、表情が悲しげに見えたり、まぶたがたるんで見えたりします。眉頭と同じ高さ、あるいはわずかに高い位置で終わらせるのが、顔をリフトアップさせて若々しく見せるコツです。
  • 「スッと細く」消え入るように描く
    眉頭が「ふんわり」しているのに対し、眉尻はペンシルなどを使って「細く、鋭く」仕上げるのが美しいとされています。毛が足りない部分は1本ずつ描き足すようにし、最後をシャープに締めることで、メイクに清潔感と高級感が生まれます。
  • 眉山からの自然な繋がり」を作る
    眉の頂点(眉山)から眉尻にかけては、カクカクさせず、なだらかな坂道を下るように繋げます。このカーブがスムーズであるほど、横から見た時に骨格にフィットした美しいラインになります。
  • 「消えやすい」からこその工夫
    眉尻は汗や皮脂、髪の毛との摩擦で最も消えやすい部分です。描く前にパウダーで肌をサラサラにしておいたり、仕上げにアイブロウコート(透明なコーティング剤)を使ったりすることで、朝のきれいな形を一日中キープできます。
  • 「眉の下ライン」をまず決める
    眉尻の形に迷った時は、まず「眉の下側のライン」を先に決めると、お尻の形がシュッと決まりやすくなります。上が少し曖昧でも、下のラインが整っていれば、きちんとした印象を与えることができます。