精油とは、植物の花や葉、果皮、樹皮、根、種子などから抽出される、100%天然の芳香成分です。一般的に「エッセンシャルオイル」とも呼ばれ、アロマテラピーに用いられます。

精油には植物由来の香り成分が高濃度に含まれており、合成香料を使用したアロマオイルやフレグランスオイルとは区別されます。香りを楽しむだけでなく、キャリアオイルで希釈して使用することで、肌を整えるスキンケアやリラクゼーションなど、幅広い用途に活用されています。

主なポイント

  • 香りが心身にもたらすリラックス効果
    精油の香りは嗅覚を通じて脳へ伝わり、自律神経やホルモンバランスに関わる部位へ働きかけると考えられています。そのため、心身をリラックスさせ、ストレスによる肌トラブルの予防にも役立つとされています。
  • 原液使用を避けて希釈することが基本
    精油は植物成分が高濃度に含まれているため、原液をそのまま肌に使用すると刺激や肌トラブルを引き起こすおそれがあります。スキンケアやマッサージに使用する際は、ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどのキャリアオイルで適切な濃度に希釈して使用することが大切です。
  • 植物に合わせて選ばれる抽出方法
    精油は、植物の種類に応じて抽出方法が異なります。多くは「水蒸気蒸留法」で抽出されますが、レモンやオレンジなどの柑橘類は、香りや成分を損なわないよう「低温圧搾法(コールドプレス)」で抽出されます。
  • 光毒性による肌トラブルへの注意
    ベルガモットやレモン、グレープフルーツなど一部の精油には、紫外線と反応して肌トラブルを引き起こす「光毒性」を持つものがあります。これらを肌に使用した後は日光を避けるか、光毒性成分を除去した「FCF(フロクマリンフリー)」の精油を選ぶことが大切です。
  • ラベンダーやティーツリーを活用したスキンケア
    ラベンダー精油は肌を健やかに保ち、日焼け後のスキンケアや乾燥による肌荒れ対策に用いられます。また、ティーツリー精油は抗菌・抗真菌作用を持つことで知られ、皮脂が気になる肌やニキビ予防を目的としたスキンケア製品にも広く使用されています。
  • ローズやゼラニウムによるリラックスケア
    ローズやゼラニウムの精油は、華やかな香りによるリラックス効果が期待され、心身のバランスを整えるアロマとして親しまれています。乾燥やハリ不足が気になる肌のエイジングケアに取り入れられることも多く、心地よい香りとともにスキンケアを楽しめます。