かんざし

日本髪に使う髪飾りです。花嫁の髪形である文金高島田には「前櫛」「前挿し」「中挿し」「後挿し」の4つのかんざしを使います。中挿しは髷の中に棒を渡し、左右に飾りをつけたもので最も華やかに目立つかんざしです。かんざしや櫛の素材はさまざまですが、挙式の際には格調高い「べっ甲」を使います。べっ甲は亀の甲羅を原料に作られたものです。またお色直しで色打掛や引き振袖などを着用する際は、色鮮やかな「色かんざし・花かんざし」を使う場合もあります。色かんざしも4つのパートから構成されており、真珠や珊瑚、シルバーを使用し、華やかな装飾が施されています。

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