匙状爪甲(さじじょうそうこう)

匙状爪甲(さじじょうそうこう)は「コイロニキア」「スプーンネイル」とも呼ばれます。名前の通り爪が「さじ」や「スプーン」のように先端や両側が反り返り、そのため中央がへこんだように見えるものです。特に痛みはありませんが、進行すると爪が分厚くなり、茶色や灰色に変色します。手の爪に起こりやすく、特に柔らかく薄い爪になりやすい傾向があります。原因はいくつかあり、美容師など有機溶剤を扱う職種の場合、指先を酷使することで爪がダメージを受け発症します。その他に鉄分不足や貧血も考えられます。鉄分が不足すると爪が柔らかくなるため、初期段階であれば食生活の改善やサプリメントの服用により改善が期待できます。

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