床山

力士や役者の髪を結う人のことです。元禄時代、歌舞伎役者である坂田藤十郎の髪を結い上げていたのが床山の発祥と言われています。相撲力士の大銀杏や丁髷を結いあげる人のことを床山といい、各相撲部屋に専属の床山が所属しています。床山は階級制で6つに分かれており、最高位は特等床山、以下一等床山から五等床山の順になっています。大銀杏を結うには鬢付け油、すき櫛、前掻け、揃い櫛、荒櫛、握りはさみ、髷棒などの特有な道具を使用します。また歌舞伎や舞台などで使われる、かつらを作る職人も床山といいます。床山には理容師や美容師の免許資格は必要ありません。

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