有棘層(ゆうきょくそう)

肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で成り立っています。さらに表皮の構造は「角質層」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」の4層に分かれています。有棘層はこの中で最も厚い層で、8~10層あります。有棘層にはリンパが流れており、知覚神経も通っています。また、有棘層には強力な免疫細胞である「ランゲルハンス細胞」が網目のように存在しており、体内の異物を察知すると体外に排出しようとします。また、ランケルハンス細胞には鎮静化酵素があり、外的刺激を受けると肌を鎮静化し炎症を抑制する役割を担っています。

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