コンシーラーとは、シミクマニキビ跡、赤みなど、ファンデーションだけでは隠しきれない局所的な肌悩みをピンポイントでカバーするための「部分用ファンデーション」です。通常のファンデーションよりも顔料(色土)の密度が高く、高い「隠蔽力(カバー力)」を備えています。

単に隠すだけでなく、明るい色を選んでTゾーンや目の下に乗せることで、顔立ちに光と影を操る「ハイライト」としての役割も果たします。テクスチャー(練りの固さ)によって、「動きの激しい目元には柔らかいリキッド」「絶対に動かしたくないシミには固いスティック」といった使い分けが、プロの仕上がりを左右する鉄則です。肌悩みの色(青、茶、赤)に合わせた補色選びをマスターすれば、厚塗り感のない「素肌が綺麗な人」を演出できる魔法のアイテムです。

主なポイント

  • 「テクスチャー」の使い分け:
    • スティック・パレット(固め): 密着力が強く、シミやニキビ跡を「動かさず」に隠すのに最適。
    • リキッド・筆ペン(柔らかめ): 伸びが良く乾燥しにくいため、皮膚が薄く動く目元や口元に。
  • 「補色」による色補正:
    • オレンジ: 青クマを打ち消し、血色を与える。
    • イエロー: 茶グマや色ムラを整える。
    • グリーン: ニキビや小鼻の赤みを抑える。
  • ファンデーションとの「前後関係」:
    • パウダー派: 先にコンシーラー(粉の前)。
    • リキッド派: 後にコンシーラー(液の後)。

      ※この順番を守ることで、コンシーラーがヨレたり剥げたりするのを防ぐ。
  • 「境目をぼかす」が命: 隠したい中心部には触れず、周囲の境界線だけを指やブラシで叩き込んで馴染ませることで、塗った場所を「迷子」にさせるのがプロの技。
  • 「叩き込み」の定着: 塗布後にスポンジや指でトントンと軽く叩くことで、体温で密着度が増し、時間が経っても浮きにくくなる。
  • 厚塗り防止の引き算: コンシーラーでカバーした部分は、上から重ねるファンデーションを極薄にすることで、全体的な「塗りました感」を回避できる。