ハイライトとは、周囲の肌色よりも明るい色を部分的に乗せることで、光を反射させ、顔のパーツを「高く・前へ」浮かび上がらせるメイク技法です。影を作る「シェーディング」と対をなす存在であり、平坦に見えがちな日本人の顔立ちに、整形級の「立体感」と「透明感」を宿らせます。
最大の特徴は、「光の錯覚」を利用した質感コントロールにあります。高い位置に光を集めることで、鼻筋をスッと通したり、おでこを丸く見せたりするだけでなく、肌の内側から発光するような「瑞々しい艶(つや)」を演出します。パウダー、クリーム、スティック、リキッドなどテクスチャーも多彩で、入れる位置や範囲を1ミリ単位で調整することで、若々しいハリ感や、くすみのない「多幸感」のある表情を創り出す、ベースメイクの総仕上げといえる工程です。
主なポイント
- 「Tゾーン」の鼻高効果:
- 面長: 鼻の付け根と鼻先に分けて入れる。
- 丸顔: 鼻筋にスッと長く入れることで、縦のラインを強調しシャープに見せる。
- 「Cゾーン(目尻横)」の多幸感: 眉下から頬骨にかけてのC字ライン。ここを明るくすることで、目元のくすみを飛ばし、笑った時に肌がパンと張ったような「リフトアップ感」が出る。
- 「目の下の三角ゾーン」の肌補正: ここが明るいだけで顔全体の「美肌見え」が決まる。クマや色ムラを光で飛ばし、清潔感のある印象を定着させる。
- 「上唇の山(人中)」の立体演出: 上唇の山部分にちょこんと乗せることで、唇をぷっくりと立体的に見せ、鼻と口の距離(人中)を短く見せる視覚効果がある。
- 「テクスチャー」の使い分け:
- 「色選び」のパーソナルカラー:
- イエベ: シャンパンゴールド、アイボリー。
- ブルベ: シルバーホワイト、ラベンダーピンク。

