パーマとは、薬剤などを使って髪の内部にある結合を一度切り、ロッドやアイロンなどで形を整えてから再び結合させることで、カールやウェーブなどの形を長く保ちやすくする美容技術です。髪の主成分であるケラチンタンパク質の「シスチン結合」に働きかけることで、髪の形を変化させます。
直毛にカールやウェーブを加えたり、ペタンとしやすい根元を立ち上げたりすることで、髪を扱いやすくし、毎日のスタイリングをしやすくできます。現在では、薬剤を中心にかける「コールドパーマ」だけでなく、熱を利用する「デジタルパーマ」や、温風を利用する「エアウェーブ」など、髪質や希望する仕上がりに合わせてさまざまな方法があります。施術方法によってカールの出方や持続性、髪への負担が異なるため、髪の状態に合わせて選ぶことが大切です。
主なポイント
- 「還元と酸化」の科学:
1剤(還元剤)で髪のシスチン結合を一度切り、ロッドなどで形を整えた後、2剤(酸化剤)で再び結合させます。この再結合が十分に行われないと、作ったカールやウェーブがゆるみやすくなり、パーマが早く取れたり、カールが「ダレ」たりする原因になります。
- 「コールドパーマ」の質感:
コールドパーマは、髪が濡れているときにカールが強く出やすく、乾かすとややゆるやかな動きになります。毛束ごとにカールの出方に変化をつけたムラ感のあるウェーブや、根元からふんわりとしたボリュームを出すスタイルに向いています。
- 「ホットパーマ(デジタルパーマ)」:
熱を利用してカールの形をつけるため、髪が乾いたときにコテで巻いたような大きく弾力のあるカールが出やすいパーマです。カールが長持ちしやすく、縮毛矯正と組み合わせて施術することもできます。
- ストレートパーマと縮毛矯正の違い:
ストレートパーマは、かかっているパーマを落として、髪を自然なストレートに戻す「パーマ落とし」などに使われます。一方、縮毛矯正はアイロンの熱を使って髪の形を整え、強いくせ毛を半永久的にストレートにする施術です。 - 「ダメージ」の蓄積:
パーマは髪の結合を一度切って形を変えるため、髪に少なからず負担がかかります。施術後は髪に残ったアルカリを取り除くケアを行い、自宅では弱酸性のシャンプーを使うなど、髪の状態を整えることで、カールの美しさを保ちやすくなります。
- ヘアサイクルに合わせたメンテナンス:
髪が伸びると、パーマをかけていない根元の「地毛」が目立つようになります。そのため、1.5〜3か月を目安にパーマをかけ直したり、カットで根元とパーマ部分をなじませたりして、全体のバランスを整えます。

