毛周期(ヘアサイクル)とは、毛が生え始めてから成長し、抜け落ちるまでの周期のことです。まつ毛の毛周期は、頭髪(3〜6年)に比べて極めて短く、「成長期・退行期・休止期」の一巡が約3ヶ月〜4ヶ月程度で完了します。そのため、まつ毛は頭髪のように長く伸び続けることはなく、一定の長さ(約5mm〜10mm程度)に達すると成長が止まり、自然に抜け落ちる仕組みになっています。
最大の特徴は、「成長スピードの緩やかさと、休止期の長さ」にあります。1日に伸びる長さは約0.1mm〜0.18mmとわずかであり、さらに全体の約3分の2が「休止期(成長していない状態)」にあると言われています。まつ毛エクステやまつ毛パーマの持ちを良くし、目元のボリュームを維持するためには、美容液などで「成長期」をサポートし、毛の寿命を延ばすケアが極めて重要です。
主なポイント
- 「成長期」(1ヶ月〜2ヶ月): 細胞分裂が活発で、皮膚の中から新しい毛が顔を出し、ぐんぐん伸びる時期。この時期の毛はコシがあり、補修成分を吸収しやすい。
- 「退行期」(2週間〜3週間): 毛の成長が止まる時期。毛根が浅くなり、少しの摩擦でも抜けやすくなるデリケートなフェーズ。
- 「休止期」(3ヶ月〜5ヶ月): 毛が抜け落ち、次に生えるためのパワーを蓄える準備期間。まつ毛の生え際を清潔に保つことで、次なる成長を促す。
- 「伸びる速度」の基準: 1日で約0.1mm〜0.18mm。1ヶ月で約3.0mm〜5.4mm程度。無理に引っ張ると、次の成長期までの「空白期間」が長くなってしまう。
- 「マツエク」との関係: 成長期の初期に装着すると長持ちするが、退行期や成長期の終盤に付けると、数日で自まつ毛と共に脱落しやすくなる。
- 「まつ育」の狙い: まつ毛美容液は、主に「成長期」の毛を太く丈夫にし、「休止期」の地肌環境を整えて、次の一本を力強く生やすために作用する。

