和装着付けに欠かせない紐です。
着物には洋服のようにファスナーやボタンがないため、すべて腰ひもで止めながら着用します。
留袖や訪問着、振袖などの着付けには4~5本の腰ひもを必要とします。
腰ひもにはいくつかの素材があります。
一般的なのはモスリンの腰ひもです。
モスリンはフランス語で、木綿や羊毛などを平織りにした薄地の織物のことです。
モスリンが腰ひもに適している理由は布同士の摩擦により滑らずに、しっかりと締めることができるからです。
絹の腰ひもはモスリンほど摩擦が起きないため着物には優しいですが滑ります。
比翼のある留袖や、打掛や白無垢は普通の着物よりも重たいため、モスリンの腰ひもを使う方が着崩れしません。

