日本で古くから使われてきたもので、日本髪を作る際に使う練りの固い油です。
鬢付け油は主に菜種油精製した「しらしめ油」と「木蠟(もくろう)」から作られます。
木蝋は櫨蝋(ハゼロウ)ともいい、ハゼの木の実を砕き、採取した蝋のことです。
ハゼはウルシ科の植物で、秋に美しく紅葉します。
実には特有の匂いがあるため、鬢付け油にも匂いがあります。
現在では力士の髷を結うために使用したり、歌舞伎役者が白塗りをする時に使います。
鬢付け油は髪をしっかり固め、おくれ毛の乱れを防ぐとともに、髪の色艶をよくする働きがあります。
木蠟の配合割合がすくないものを「すき油」といいます。

