しごき

花嫁の引き振袖や七五三の衣裳に用いる飾り帯のことを「しごき」といいます。しごきは抱え帯と同じ意味を持ち、かつては武家の女性や女児が、室内で引いて着ていた着物の裾を、外出時に汚れないようにたくし上げ、抱え帯(しごき)で締めたことからはじまりました。しごきは細く折り、帯の下線に合わせて巻いて左腰の後ろで蝶結びにします。七五三の七歳の振袖に使用するしごきは、ピンクや赤、緑などの華やかな単色染めが主流で、両端に房がついています。花嫁の引き振袖では、抱え帯にしごきを使うと、後姿が一層華やかになります。着物や帯、帯揚げと色をコーディネートします。

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