シングルエクステとは、まつ毛エクステンションマツエク)において、自まつ毛1本に対して、人工毛を1本」装着する最もオーソドックスな技法です。「1 by 1(ワンバイワン)」とも呼ばれ、マツエクの基本中の基本となる技術です。自まつ毛の成長ラインに沿って装着するため、仕上がりが極めて自然で、まるで自前のまつ毛がそのまま伸びたような「上品な目元」を演出するのに適しています。

最大の特徴は、「自まつ毛への負担の少なさ」と「バラつきにくさ」です。束にしてつけるボリュームラッシュ等に比べ、1本ずつが独立して動くため、洗顔ブラッシングなどの日常的なケアがしやすく、毛周期(生え変わり)を妨げにくい利点があります。太さや長さ、カールの組み合わせ次第で、「マスカラを一度塗りしたようなナチュラル感」から「アイライン効果のあるパッチリ感」まで、オーダーメイドにデザインできる、初心者から上級者まで愛される王道のスタイルです。

主なポイント

  • 「自まつ毛の本数」が限界値: 1対1で装着するため、仕上がりの濃さは自まつ毛の生え方に依存する。まつ毛が極端に少ない箇所には、穴を埋めるような密度は出せない。
  • 「0.1〜0.15mm」が主流: 自まつ毛の平均的な太さに近い0.12mmや、少し濃さが出る0.15mmが人気。0.2mmなどの太すぎる毛は、自まつ毛の負担(重み)となり、抜け毛や垂れ下がりの原因になることも。
  • 「根元を1.5mm空ける」プロの技: 皮膚に直接つけず、根元からわずかな隙間を空けて装着することで、眼球への刺激やアレルギー反応、チクチクとした違和感を徹底的に排除する。
  • 「リペア」のしやすさ: 1本単位で取れるため、数週間後に隙間ができた部分だけを付け足す「リペア(お直し)」が容易で、常に綺麗な状態をキープしやすい。
  • 接着剤(グルー)の選定: 1本の接着面で支えるため、持続力の高い強力なグルーが使われることが多い。オイルクレンジングの使用可否は、このグルーの種類によって決まる。
  • フラットラッシュ」への進化: 断面が平らなシングルエクステ(フラットラッシュ)が登場し、従来のシングルよりも「軽量化」と「接着面積の拡大」を両立させ、持ちを飛躍的に向上させた進化版も主流となっている。